出会い
フランス旅の続き
 ブルターニュ地方ポン・タヴァン



この地はゴーガンをはじめアメリカ人の画家達が集まり
ポン・タヴァン派という近代絵画を生み出した地です。

線が太く、落ち着いた色使いが特徴。

5年前にパリで開かれたポン・タヴァン派の展覧会で
ゴーガンの描いた黄色キリストと自画像の絵に
強烈な、人を引きずり込むアクが強い絵に
魅了されてしまったのです。

以来、その派がつくられた地に、
またこの絵に描かれた黄色キリスト像のある教会
を訪れる日を夢見ていました。

その念願の叶う時がやってきました!

滞在先のカンペールからバスで1時間ほどのところに
ポン・タヴァンは位置します。

午前中のバスは7時代に途中で乗り換えのが1本あるだけ。
しかも、その間隔はわずか10分間。
緊張です。

乗車の際に行き先を告げ運転手さんから切符を購入します。

乗り継ぎだから2×2ユーロで4ユーロと言われたのすが、
何を言われているか理解できず、
そのバスの終点までの2ユーロの切符を購入しました。

他の乗客は降りていき1人となり。
そろそろ終点かなと思っていると
バス停ではなくロータリーを超えたところで、
この道をまっすぐ行ってね。と言って降ろしてくれました。

しかし、歩けどポン・タヴァン行きのバス停は見当たらず、
あったのはパン屋さんぐらい。
中に入って行って聞いてみると、

確かにこの道をまっすぐ行けば目的地着くと言うのですが、
田舎は車社会、店員さんもお客さんもバス停は知らないと言うのです。

あっという間に時間は過ぎ去り・・・

次のバスまでは3時間以上あります。

どうやら、乗り継ぎのバス停ではなく
ポン・タヴァンへ行く道路で降ろされたようです。


ポン・ラベ(右脳しか働かないようですー2をご覧下さい)
の時のようにタクシーが通ってくれないかしら・・・

奇跡は起こらず・・・

ならば歩いて行ってみるか!

まっすぐ歩きはじめましたが、なんだか不安になって
トラックから積荷を降ろしていたお兄さんに

この道まっすぐ行けばポン・タヴァンですよね?
と尋ねると

そうだけれど、7kmあるよ。

その距離に頭の中が真っ暗に。

すると、お兄さんは別の村に荷物を降ろした後
ポン・タヴァンの方を通るから乗せてあげる!ですって。

お兄さんの名前はパスカル、お互いに自己紹介をし
たくさんの話しをしていたら、もう町の中心
ゴーガン広場に到着。

なんだか別れるのが淋しい。

パスカルの親切に感謝し、奇跡的な出会い、
人生のすばらしさに握手を交わして別れました。

さあ!いよいよポン・タヴァンです。
この続きは次回に

| 喜   | 08:30 | comments (0) | trackback (0) |
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