新緑の季節 フランス

アルプスの麓に住む友人宅の窓からの光景
山が見えますが森ではなくところどころに樹が生え
家や牧草地が見えます


山々に囲まれた飯能での学生時代
曇ればガスがかかり水墨画のような風景
新緑の美しさやらを見ていたので
山=森は当たり前の光景でした

今回 フランスを車やTGVで移動していても
森が見えてこないことに気がつきました


調べてみると
フランスの森林国土は26.9%
日本は69%
ヨーロッパで日本に匹敵するのはフィンランドだそうですが
森林の多様性は日本に比べると低いそうです

ヨーロッパは農耕牧畜社会
チグリス・ユーフラテス時代から森林を潰し
ローマは地中海の硬葉樹林を破壊よりパリからスペインが野原となり
ゲルマンとスラブが南下し北方の広葉樹林、白樺を裸にしてしまったと
サル学の河合雅雄博士は述べています

というわけで
日本の自然と景色も違ってくるわけです

歳をとり海外で(わたしの場合はフランス)
日本人と感じさせられる事がよくあるようになり
その一つがだしの味
かつお風味
昆布風味などがなつかしくて仕方なくなる
特に疲れてくると日本食が恋しくてしかたなったのです

それと
緑豊かな自然の光景です
東京育ちなのに・・・ね

自分が日本人であることを感じたフランス旅でもありました




山の中腹の友人の家の前は野原で斜面に羊が放牧され
カランコロンと鈴の音やら
メエ~と羊の鳴き声が響いています
子羊がたくさんいました

| 発見 | 01:31 | comments (0) | trackback (0) |
思いを伝える
相手に思いを伝えること
文章が長ければ、長い分だけ
100/1 1000/1にと薄まってしまう
皮肉であるがこれは私の経験上からのもので得た教訓

以前にもブログで書きましたが
今から10年前パリで生活したとき~

当時は30代前半の若僧
ワインのワの字も知らぬ身で
知り合いの方からワインサロンの入場券をいただき喜んで出かけました

入口で入場券と引き換えにもらったワイングラスを片手に
会場に足を踏み入れると
100社は超えるであろうスタンドがずらりと並び
生産者から直接その年の天候 ブドウのできを聞き
テイスティグをさせてもらいしじっくりと味わう

ワインは単なるアルコールではなく
芸術作品であることに開眼!したので
パリレポートno:1と称して家族へこの感動を手紙に書いて送りました
後日 国際電話で感想を聞いてみると
長い 途中で飽きたとまで言われ
思いが伝わっておらず
伝えたいことをコンパクトにまとめることを学んだのであります

上手にさらりと文章をまとめる達人

週間文春で連載中の福岡伸一博士と土屋研一博士両氏のエッセイが
読者の心を惹きつけ結論も期待通りの内容にまとめられ
毎回すばらしいと感心し参考にさせてもっらています


とまああ
前置きが長くなってしまいまったが
先日アマゾンでとある本を購入しました

好きな著者でもなく
本屋さんで見て気になっていた本でもなく

五感と脳の関係が知りたくネットを調べていたらヒットし
タイトルが気になり単行本¥3000で購入してみました
(私にとって見ないで選ぶ本には高額の範囲内である)

本が届きワクワクしながら読み始めると・・・

五感は意識しなくても脳に刺激を送り
平衡を保たれているということをはじめて知ったのであるが
これをくどくどと重複しており
前置きの長さに飽きてしまうのだ

結論をもったいぶっていてるか



忍耐で最後まで読もうと決心する春の夜長

| 発見 | 02:07 | comments (0) | trackback (0) |
やりました!

           今回 手に入れた本

12月13日~19日まで池袋西武にて古本まつりが開催されています

10数店舗が一同に集まり毎年掘り出し本を探しに出かけます
というのも
昔の本は本当によく文献を調べてか書かれているので
ハーブサロンのテキストを作成する資料となり
とても勉強になります

昨日は初日の古本まつり
会場にはマニアのおじいさんたちが鼻息を荒く目当ての本を探しています

私も棚に並べられた一冊づつタイトル見ていきます
気がつくと自分も鼻息が荒くなり
(興奮して)

今回は1970年に出版された「化粧」との出会いがありました
化粧の起源から紅の作り方などの写真つき解説等があり
貴重な資料です

それから
やりました!!

     絶版中のドーテの他の作品も手に入れました!

風車小屋物語で有名なフランス人作家 ドーテの小説 
「陽気なタルタラン」を発見!
タルタランは3シリーズあるのですが
現在手に入るのが岩波書店から発売されている
「タルタランのみなと」「アルプスのタルタラン」です

なぜかフランスでもっとも有名な「陽気なタルタラン」は復刻されておらず

     南仏で見つけた色の美しいタルタランの絵本

主人公のタルタランは南仏の架空の人物なのですが
タラスコンへ行くと彼の家があり博物館として公開されています

まるで実在の人物のような展示で
庭も美しく
南仏の人の家を訪れているようで楽しかったのを覚えています

12年間探し求めていた本が今私の元にあるのは
感激です

     赤い帽子をかぶった人がタルタラン   
     
今日は雪 読書をしよう!
| 発見 | 10:04 | comments (0) | trackback (0) |
悲しいかな
展示会もまじか
フランスへは明後日から仕入れに
といタイミングでパソコンが壊れました
電源を入れても
もう立ち上がることもできなくなってしまいました

頭は真っ黒 
パニック

写真はどうやってアップしたらよいのかなあ

ゼロからです


| 発見 | 08:26 | comments (0) | trackback (0) |
王冠

王冠好きでグッズに気が付くと購入

お客様で翻訳家の渡辺順子さんが展示会へ見えたときに
「王冠グッズが増えたけれどそんなに好きならば」と言って


伯父様が著作した貴重な立派な専門書をくださりました
カラー写真の王冠が次から次へと続き
これだけたくさんの王冠を見たのは初めて!


渡辺 鴻 著作 八坂書房 ¥5800

ごろっとした大粒の宝石や金がふんだんに使われ豪華絢爛
権力と富の象徴の王冠は芸術性より圧迫感が先にくる
しかし 王冠好きは眺めるのが好きです

さて 
パリのルーヴルなどのある1区でのこと

綿製の紙に名前をエンボス(凹)しその上にインクをのせた
とても美しい名刺が文房具屋さんのウィンドウにディスプレーされていました
高級感があり高価そうなので
いつも通る度に眺めていたのですが
記念に刷ってもらおうと思い切って中に入ってみました

ミニマムは50枚
枚数 紙質により金額が変り
オプションで名前の横に楽器 パレットと筆 万年筆などその人の職業どを表した
デザインを入れることができるとのことで
100種類ほどのサンプルを見せてもらっていると
ピンクの色のかわいらしい王冠が目に飛び込んできたので

「これでお願いします!」と頼むと
だめだと断られてしまいました
理由は貴族でもない人に王冠デザインは使用できないと

「ならば 日本でのみ名刺を使用します」と言ってみましたが
首を縦に振ってはくれませんでした

自由 平等 友愛の精神のお国柄のはずなのに
階級社会がしっかりと根付いているのではと一瞬驚きましたが
話しを聞いていると
貴族を文化として伝統として守りたいことようです

職人魂に感動し
名刺はつくらぬまま店を後にしました




| 発見 | 02:27 | comments (0) | trackback (0) |

  
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