ハーブと私 スリランカ 2
それから半年後、私はこの村に戻ってきました。
80歳代の校長先生だったおじいちゃん、おばあちゃん、
離婚した娘とその2人の小学生の息子の5人家族の家庭に
下宿させてもらうことになりました。

電気は通っているが、水道の通っていない生活。
シャワーなど当然なく水浴び、トイレも外。
裸電球のまわりには蛾が舞い、ヤモリの糞が天井から落ちてくる。
都会育ちの自分に耐えられるのか。
今の私はならちょっと出来ないけれど、
当時はそんなことへっちゃらだった。
自然と共に生きたかったから。

それにこの家族の美しい瞳に私は癒されていたから。


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