2012,09,01, Saturday
前回のブログの続き
首を斬られたサン-ドニが自分の首を持って歩き倒れたパリ郊外のその場所は
現在 バジリカ(大聖堂)が建ちサン-ドニは2人の弟子達と共に葬られています
話しはずっと遡って7世紀のフランス
ドニの話しに尊崇したメロヴィング王朝のダゴベール王は
この聖堂をフランス王の墓所とし
ブルボン王朝最後の王ルイ16世とマリーアントワネットも
処刑された後ここに葬られています
この教会へはメトロ 13号腺でBasillique de St-Denisで下車
駅を出るとすぐに高い堂々した聖堂が現れます
私が訪れた時はストの最中で
電車は通常の半分以下しか走っておらず どの電車もラッシュ状態でした
このときに大忙しなのがスリ
バックには特に気をつけて乗車しました
降りてからも気が抜けれません
この地域は移民がとても多いのです
アフリカ系 ロマノフ系・・・
華やかなパリの空気はなく別の世界で白人もほとんど見かけません
アジア人は無に等しくとても目立つし格好のターゲットになりそうなので
聖堂までわずか1分間の距離を緊張して歩きました
さあ 扉を開けます
冷たい感じがします
礼拝を捧げるファサード
そのまわりにサン-ダニと王家の墓が次々と並び地下にまで続いています
私はフランスへ行くとよくその村 町の教会に立寄ります
どの教会も人々が守り続けてきた祈りによる荘厳な雰囲気があり
また暖かみを感じるのですが
ここは生気が失われていくような感じです
死者と人間との隔たりがはっきりしているようでしたので
居てはいけないような気がして早々に引き上げることにしました
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