所変われば

フランスで缶のデザイン 形 色のバランスにひかれて購入
ルルドにあるドミニコ会の修道院製


仁丹のように小さな粒がたくさん
チョコレートではなくて・・・

リコリスというハーブのグミのタブレット

この黒いグミが駄菓子として
西洋では子どものころから慣れ親しんでいる味だそうですが
苦甘い味は日本人の味覚には合わず
馴染みがありませんが
甘みは砂糖の50倍
甘味料として醤油などに利用されたりして
身近なハーブだったりします!

しかし
このどくどくしいグミの黒色に後ずさりて食べたことがなかったのですが
今回初めて口に入れてみました
適度のねばりと小ささが歯の窪みに引っかかるは
慣れない味にやはり自分は日本人と自覚したりして

でもスミレのような香りに慣れてくるとまあまあおいしい

ところで
リコリス味は共通して黒色をしています
飴もラデュレのマカロンにいたっても黒色
一目でそれがリコリス味だと分かります

なぜ黒色なのか?
リコリスの成分を調べても黒色になる答えは出てこず・・・
着色をしているのだろうか


これがリコリスの正体

和名はカンゾウ マメ科の植物の根です
(このリコリスはフランス・レ島のタバコ屋さんでガムや飴ともに並んで売っていました
歯で繊維質にして甘みを吸うのかなと思います)

肝臓での解毒
水にとけないものに抱合し尿として排出させる働きがあるため
和洋問わずに古くから鎮咳、去痰、緩下剤、鎮痛剤
として2千年以上も利用されています

もちろん 日本でも古くから利用されており
葛根湯をはじめ多くの漢方薬に
全体を調和する生薬としても配合されています
主な供給先は中国でありますが
武田信虎の時代 
中国へ渡った僧侶より献上され日本でも栽培がはじまったといわれています

現在 山梨県塩山市には重要文化財甘根屋敷(高野家)に
甲州甘根が保存されているそうです





| ハーブと私 | 14:46 | comments (0) | trackback (0) |

  
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